ブログトップ

TAKASHI TSUDA / hofli WEB SITE

hoflisound.exblog.jp

カテゴリ:津田貴司の作品( 5 )

津田貴司『湿度計』リイシュー版


d0203641_14584737.jpg
お待たせしました。ながらくsold outとなっていました『湿度計』、リイシュー版が完成しました。2014年5月28日リリース。

リリース元:PNdB atelier
定価:¥2,200(税込み)
品番:hoflicd12

ⓒ 2008 Takashi Tsuda All Rights Reserved

originally released by STARNET MUZIK
as STARNET MUZIK 014
executive producer : Kohshi Baba

reissued by PNdB atelier
jacket design : Kaname Kawamoto

ⓟ 2014 Takashi Tsuda All Rights Reserved

制作時のノート
こちら


試聴・お取り扱い店・詳細情報


お取り扱いくださるお店の方、個人注文ご希望の方は、こちらまでお気軽にお問い合わせください。
pndb(アットマーク)tt.rim.or.jp



























.


.

[PR]
by hofli_works | 2014-06-13 15:02 | 津田貴司の作品

津田貴司 index

津田貴司『湿度計』

津田貴司『風の輪郭』(2011年7月リリース)

津田貴司『Optics of the Garden』

津田貴司『湿度計』リイシュー版(2014年5月リリース)NEW!

d0203641_21132821.jpg


















































.

[PR]
by hofli_works | 2013-12-31 19:16 | 津田貴司の作品

津田貴司『Optics of the Garden』

2012年7月、「ギャラリーみずのそら」にて発表したインスタレーション『Optics of the Garden』の会場限定マルチプル作品。インスタレーションに使用した音源入りCD-Rと、展示作品一点をセットにしたもの。

d0203641_2049291.jpg







































..
[PR]
by hofli_works | 2012-10-23 20:50 | 津田貴司の作品

津田貴司『風の輪郭』

2011年夏リリース。

d0203641_21474726.jpg


アーティスト:津田貴司
タイトル:風の輪郭
(STARNET MUZIK , ZN-1123 , 2500yen)

STARNET

*
いつも同じようであって、同じではない
様々な時間を伴い、変化していく
その流れを音で書きとめて、新たな風景として見せてくれる
このCDを聞く時、僕はいつも森に、海へと還って行く

---川崎義博(アーティスト)


*
soundscape recorded between 2001 ~ 2009
in YAEYAMA islands, TENKAWA village, and many other places
sound processed / composed between 2001 ~ 2009 by TAKASHI TSUDA
recorded at STARNET on 8th april 2010
all recordings & mixing by TAKASHI TSUDA in april 2010
mastared by SHOJI HIROMITS at sara disc in june 2010
photos by Kohshi Baba

*
制作ノート

風の匂いは 遠く近く 旅の記憶を運んでくる
その輪郭を 音によって象ってゆく
かぎりなく気配に近い 静謐な音響写真集


このアルバムは、これまでhofli名義で製作してきたサウンドスケープに基づいた作品の集大成とも言えるものである。
2001年頃から製作してきたこれらの楽曲は、全て何らかのフィールドレコーディング音源を電子変調、もしくはその音風景に沿って楽器や音具を演奏したものであり、音風景から心象を「抽出」することに主眼があてられている。
今回『風の輪郭』というタイトルで作品としてまとめるにあたって、すでに発表した楽曲のフレーズや音響も、全てSTARNETにてTaguchiの無指向性スピーカーから流したものにマイクをあて再録音し、再構成している。

1.「朝凪」
朝凪の浜辺で録音した波音から音の揺れを抽出、波音の強弱がたゆたう音像に変換されている。
かすかに聞こえるのは千鳥の声だろうか。風がそよぎ始める前の、静止した時間の層である。

2.「みぎわ」
水にまつわる楽曲のうち、もっとも古いもののひとつ。水の入った小さな瓶や巻貝の貝殻で演奏した音を変調。
海風から竜宮へと連なる経路を辿るように徐々に音像が変化し、最後はゆらめく倍音の渦に飲み込まれていく。
ここでは水そのものではなく、風や意識の流れをテーマとしている。

3.「ひだまりひろば」
檜原村にて録音した山風の音に基づいて製作。
いつしか記憶は益子の里山と重なり、穏やかな風の吹く日当りのよい草地を思い浮かべた。
下草は乾いて、背中に当たる陽光があたたかい。

4.「岬への小径」
竹富島、黒島を旅しながら録音したときの心象である。
光はまばゆく、風は潮の薫りを含み、珊瑚砂の細道はまっすぐで、なにもかもが白い。
森羅万象の響き合う様は静謐で、いつまでもただ光を浴びていたいと思った。

5.「銀の雫」
森を散歩している時に見つけた湧き水は、水琴窟のような響きを奏でていた。
木陰で風はそよぎ、光は穏やかに揺れていた。
変調は一切加えず、ほぼ録音したままの音源である。

6.「椎の森を抜けて」
岬からの帰り道、椎の森を抜けて、木陰の小径をたのしむ。
太陽はゆっくりと傾き、風がひんやりと心地よい。あたりは蒼く、コノハズクが鳴いている。
この音は風に乗って、益子の森で感じた心象と重なった。

7.「桟橋あたりで」
桟橋あたりでみみをすまして佇む。潮の引いた干潟では、ちいさな生物がぷくぷくと呼吸していた。
風はそよそよと流れ、空に星座が瞬きはじめ、神話的な時間の流れを感じた。

8.「天の河」
アルバム冒頭からリフレインして、風は凪いでいる。
ギターによるテーマは、くり返す波の周期に沿って演奏したもの。
このテーマが入るところから、一気にあたりは天川の深山の風景へ。
清冽な谷川の音を聴きながら、心象は天空へと向かう。






























.
[PR]
by hofli_works | 2010-11-23 12:28 | 津田貴司の作品

津田貴司『湿度計』

2008年リリース、STARNETMUZIK オリジナル盤(完売、絶版)
2014年度リイシュー版については、こちらからご覧ください。
d0203641_142446100.jpg

水の滴りに耳を澄ます 水の気配に息を澄ます
初夏の益子から抽出された 循環する五つの水の風景

*

アルバムタイトル:湿度計
アーテイスト:津田貴司
企画販売:STARNET MUZIK
販売予定日:2008/04/14  
定価:¥2,500(税込み)  
品番:ZN-1115   
フォーマット:CD

*

静けさの向こうにあるもの、それは透明な気付きかもしれない。
ふとした音の気配に身をゆだねてみる。
そうすると幾つもの次元を空間に入って行ける。

津田さんのイマジナリーサウンドスケープは(心象音風景)は、
フィールドワークに基づいている。
かって宮沢賢治がやった手法にも似て、いろんな世界が見えてくる。

川崎義博(アーティスト)

*

CD『湿度計』制作メモ

ここに収められた5曲は、2007年夏 STARNET RECODE にて、音のインスタレーション『湿度計』として発表したものを再構成し、さらに益子でフィールドレコーディングした音の風景をコラージュしたものです。したがって、CD『湿度計』は、インスタレーションの音源をそのまま収録した記録音源というわけではありません。

私にとって、サウンドインスタレーションとCDでは作業のベクトルがまるで違うものです。
サウンドインスタレーションは多層的な時間を多層的なまま描くことができるものであり、一方CDはひとつの流れとして時間の多層性を表現するものである、と考えているからです。
2007年5月に打ち合わせとフィールドレコーディングのため益子に数日滞在し、インスタレーションの音源製作に入る段階で、展覧会時に販売する新作CDもあるといいのでは、というお話もいただいていたのですが、その時は上記を理由に一旦お断りする形になってしまいました。
インスタレーションの展示が7月一杯で終了し、8月9月は進行保留にしていたのですが、10月に入り自発的にCD音源としてまとめる作業に取り掛かりました。11月に一度益子を訪れてイメージを再確認し、デモ版として一応の完成を見たのは12月に入ってからです。

CDでは、早朝、午前、白昼、夕方、夜、という5つの場面に沿って、「朝の水」「畦道にて」「湿度計」「蒼」「夜の水」という5曲で構成しました。
作業は各場面ごとの時間帯にあわせて毎日少しづつ行ないました。当然のことながら、早朝と深夜では音の聴こえが異なり、また音の聴こえがもたらす心象も異なるからです。
音とは、空気振動と意識が相互に浸透する現象であり、音の作業は、相互浸透の様態を観察し定着させる試みである、という考えから、そうした作業工程が必要でもあり、またこれは「響き/聴こえ」に関して様々な発見をしていく楽しい体験でもありました。

1、朝の水
早朝の STARNET 近くの林の中、湧き水が滴る谷の小道にて夏鳥たちのさえずりを収録。
腐葉土を透過して集まってきた水滴が谷を潤し、鳥たちの水飲み場になります。
インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、リバース変調等の加工を施し、上記サウンドスケープとコラージュしました。

2、畦道にて
木工作家・高山秀樹さんに案内していただき、高山さんのアトリエ付近でフィールドレコーディングしました。真新しい水が張られたばかりの瑞々しい水田が、陽の光でゆっくりと暖まり、蛙が鳴き始めます。
はじめに音風景を構成し、インスタレーションに使用した音源をもとにギター用マルチエフェクターで演奏しドローンにしたものを重ねました。

3、湿度計
ピアノや水琴窟、鳥や虫の声などに聴こえる音は、全て水滴の音を電子変調したものです。
インスタレーションでは、完成したばかりの STARNET RECODE の梁に設置された14台のスピーカーから音がランダムに鳴る仕掛けでした。RECODE の外では虫や鳥が鳴いていて、音の風景は高館山へと続いていきます。
このインスタレーションで使用した7種類の音源をそのまま使って構成・ミックスしました。ただ、遠近法的な音の配置に疑問を持ったので、音の定位に関してかなり実験をしました。デジタル・サウンド・プロセスのソフトウェアであるmax/MSPを用いて、ゆるいモジュレーションとランダムなパンをかけ、片方のチャンネルのみをギター用マルチエフェクターのリバーブとディレイに送り、音量や定位、エフェクトのかかり具合がランダムに移り変わるようなシステムを作りました。このシステムをリアルタイムで操作したものをハードディスクに戻し録音しました。つまり、ミックス時には、私はラップトップ上のシステムのパラメータとエフェクターのフットペダルを即興的に演奏していたことになります。

4、蒼
夕闇迫る STARNET ZONE の中央にステレオマイクを立て、その周囲を裸足になって歩き回りながら、水の入ったガラス瓶や巻貝の貝殻で即興演奏しました。その音源を倍音律に電子変調し、ミキシングの段階で重ねました。音律の特徴が前面に出ていて、アルバム中では異色の、ちょっと不思議な雰囲気の曲と思います。
陽が陰り、蒼い静寂の気配が辺りを満たします。

5、夜の水
陽が落ちると、STARNET には田畑から蛙の合唱が聴こえてきます。
夜は深く、時間が満ち、音はねっとりと甘く沈澱していきます。
「朝の水」同様、インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、上記サウンドスケープとコラージュしました。

「朝の水」「湿度計」「夜の水」という3曲が、強いて言えば、インスタレーションでの音像に近いものとなっています。

12月中旬に再度STARNETを訪れ、馬場さんにデモを聴いていただき、その場でリリースが決まったのですが、その後ディレクター磯部さんとのやりとりを重ねながらミックスバランスや全体の尺等の調整をしました。この段階で、上記の複雑な(もしくは単純すぎる)作業工程のため調整ができない箇所も生じていましたが、結果的には、当初のイメージやコンセプトがかえって前面に出た音源になったと思います。この最終調整の作業は12月後半から年明けにかけて行ないました。

マスタリングは皿disc庄司広光さんの手によるものです。ディレクター磯部さんと私の立ち会いのもと、都内某所の皿discスタジオにて、1月中旬の丸一日かけて行なわれました。庄司さんの仕事にいつもながら脱帽する次第です。心より感謝を述べたいと思います。

最後になってしまいましたが、CD発売にあたって、かつて衛生放送局『ST.GIGA』のプロデューサーとして、近年はSOUNDBUMのプロジェクトで活躍されているフィールドレコーディングの先駆者、サウンドアーティストの川崎義博さんより、身に余るコメントをいただきました。心より御礼申し上げます。

(08/2/8)



















.

[PR]
by hofli_works | 2010-11-22 13:41 | 津田貴司の作品